え〜と、タイトルのとおりです(笑)
小樽に用意された「竜宮城」で、贅を尽くした披露宴会場の下見に入る絢子&清二郎カップル。
結婚前のふたりにとって、本来なら人生で最高にバラ色な瞬間・・・のはずですが。
その裏で進行するハナチームの復讐の準備もちゃくちゃくとすすめられており・・・な「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」54話です。
「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」第54話ネタバレ
心は絢子とのバラ色の未来!に飛んで海に飛び込みそうになる清二郎
披露宴会場の準備のため、父の案内で絢子と共に浮かれながら下見する清二郎。
「竜楼閣」はおおがかりな会場で、高嶋津家令嬢との派手な結婚式で将来の客寄せまで考える、計算高い父親。
だが、清二郎の心は、
「いつか生まれる絢子さんとの子供!」
「海水浴でたわむれる我が子と、美しすぎる妻!」
「そこにカッコよく泳ぎを披露するオ・レ!」
の妄想にとらわれ、海に飛び込みそうになる。
幸せでアツイ清二郎と裏腹に、冷めた絢子に見えていたもの
浮かれる清二郎をよそに、静かに海を見つめ続ける絢子。
水面に浮かぶのは、「亡き母」の幻影で・・・
ドクター&菊乃&鶴田、小樽へレッツラゴー!
「お団子を食べに小樽へ行く」ていで、鶴田を乗せて走る車。
見守るために、そばに。
菊乃の想いがハナに届くのか・・・
第54話の見どころ!走るハナを追う亡霊たちの恐怖!!
五十嵐に言われるまでもなく、復讐で巻き込んだ無関係の人々を含め、たくさんのしかばねを築いた自覚は、誰よりもあるハナ。
絢子への復讐に向けて全力疾走するハナの後ろには、これまで生み出してきた復讐の犠牲者たちの亡霊が浮かび上がります。
そんなハナを心配する栄一が目にしたのは・・・ハナがいつも胸につけているペンダントの「中身」。
どれほどの重荷を背負おうとも、決して復讐をあきらめられないワケが、そこに入っていました。それは・・・
「美醜の大地」第54話 感想
最後の標的である、高嶋津絢子への復讐に、やっと届きつつある小樽編。
絢子が母親の亡霊を見た海と同じ海で、ハナは憎しみをもって海上の「竜宮城」をにらみ、着実に復讐の準備をすすめていきます。
復讐の裏側では、ドクター&菊乃&鶴田や、ハナへの恨みと復讐にふるえる加也と敏恵の邂逅もアリ、最後の大円団、あるいは悲劇へ突き進んでいる感があります。
読んでいて、ちょっとドキドキしてしまいました。
大好きなドクター&菊乃コンビは、「お団子は食べたいのね」の菊乃さんの真顔にほっこり(笑)
シリアスなストーリーにおけるなごみ系で、癒やされました。
鶴田さんも、なんだかんだ、結構いい人ですよね。
壊れきってしまった加也の「うふふーあははー」は、かつての百子のような狂気を感じさせるもので、新しい犠牲者から顔を剥いでいる敏恵ともフツーに挨拶しちゃったりするあたり、加也の末路も見えてくるような。
あとあと。
清二郎のあの、ウキウキっぷりには笑えますね。
一時期、絢子&清二郎カップルのあまりの濃ゆさに主役を取られかけてしまったことがありましたが、回を追うごとに清二郎のぶっ飛んだヘンタイちっくさが鳴りを潜めて案外まともになっていき、「絢子サマ、大好き!スキスキスキ(踏んで♡)」程度のヤバさにとどまっています。
ボクを貴女サマの、しもべにぃ〜〜〜!!
な絢子の忠犬として、「(結婚後の家族の海水浴のために)泳ぎを覚えなくっちゃ!」まで思考が飛躍する清二郎って、考えようによってはいい旦那様になるカモ・・・
よく考えたら「大金持ちの息子で貢ぐ君」「結構ハンサム」「社会的地位と将来性」「そこそこ強い」「妻一筋」「愛する人♥には下僕体質」「妻の望みなら犯罪だろーがなんでもやっちゃう忠誠心」。
妻以外、とにかく眼中になし、という結婚後の操りやすさとセレブな財力と権力つき、というお得物件な男性です。
冷ややかな心の絢子お嬢様も、案外ほだされてきているし、結婚したら幸せになれそうなんだけど・・・
そうはならないだろうな。(というより、そうなっては困る)
幸せが目の前だからこそ、それが壊される。
ハナの復讐の刃がすぐそこに・・・
来月、「美醜の大地」はクライマックスを迎えるのか!?