綿貫とハナ(=小石川 菜穂子)との、運命の再会!
同一人物とは知らず、「菜穂子」に恋する綿貫。
涙に濡れるその顔が「超かわゆす♡」なハナ。
ふたりの再会がもたらすものとは・・・そして、ラストにはいろんな意味で衝撃の「アイツ」の変身っぷりが・・・!
「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」の最新話17話「再会」は、「ストーリーが中だるみ」だなんて言わせない、オイシイ展開が盛りだくさんです。
「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」第17話「再会」ネタバレ
僕のこと覚えてるのか、とうろたえる綿貫
思いがけず、路地裏で泣いていた「菜穂子」と再会した綿貫。
今まで自分が調べてきた情報が、なぜか「菜穂子」につながっていた事実が頭の中をめぐるも、まず恋心が浮かんできて別の意味でうろたえてしまう。
「彼女がぼくのことを忘れてたら、どうしよう」
内心脂汗をかきながら声をかけた綿貫だったが、「綿貫さん」と名前を覚えていてくれた彼女に、ぐっと握りこぶしを握る。
スミ子の事件と、市村ハナの真相に迫る
「菜穂子」が残した手鏡を渡し、スミ子を追い詰めた犯人の指紋と一致していた調査結果を伝える綿貫。
さらにまずいことに、綿貫は「市村ハナ」とその復讐の犠牲者たちに「菜穂子」がつながっていることまでつきとめていた。
正体がバレてしまう! と焦ったそのとき何者かが綿貫の後ろから襲いかかった。
誰!?独眼竜・清二郎の覚醒
その頃、高嶋 津絢子は例の事件について警察から犯人が見つからず、捜査が役に立たないと知らされていた。
黒づくめの衣装に身を包んだ、左目に眼帯のある男。
精悍な顔つきの「彼」は、あなたは必ず僕が守る、と絢子に約束をしていた。
「美醜の大地」第17話 感想
ちょっ、ラスト〜〜! 誰!? キャラが違くない!?
と腹を抱えて笑っておりました(笑)
男は女を守るために、こうまで変わるのか・・・と、マトリックスのネオっぽい黒ずくめの「ネオコート」を羽織り、眼帯をした独眼竜・清二郎にやられました。
確実に生まれ変わっていますね、変態ワンコから。
命名『マトリックス・清二郎』でよろしいでしょうか。
清二郎のキャラが濃ゆすぎて、主役食っちゃいそうな勢いなんですが。
地味に毎回「今度は、どんなイロモノキャラとして活躍してくれるのだろうか」と楽しみにしております。
清二郎は『絢子の忠実な騎士』になったわけですが、ハナを守ってくれるナイト役は綿貫なのか、それとも深見栄一なのか。
やばいよやばいよ~ハナ。たとえ綿貫と栄一がタッグを組んでハナを守ろうとしても、変態から脱皮したマトリックス・清二郎に勝てそうな気がしない・・・。
それはとりあえず置いといて。
今回のハナの泣き顔、妙にかわいかったですね〜。
男の人ってよく、女性の涙に弱いというか泣き顔に惚れてしまうなんて話を聞きますケド。
あんなかわゆい、可憐すぎな表情のハナを見たらイチコロです。さすが、ヒロイン、と思った今回。
やっぱり「美醜の大地」の正ヒロインはハナであって、ダークな絢子ではないんですよね。
綿貫は綿貫で男純情系なひと。「僕のこと、覚えてた!」と大喜びしたり、怪しげな歓楽街に手をつないで引っ張っていって「違うんです!」と慌てたりするあたりが「あ、ハナとお似合いかも」と思えました。
ハナの荒んだ心を癒やしてくれるのは、こういう純情で毒気のない男性だと思うんです。
栄一はハナに惹かれている様子を見せていますが、ハナを幸せにできそうもない闇を抱えた男性ですし、やっぱりハナ✕綿貫でラブが発展していってほしいなー、と読者としては望んじゃうカナー。
ハナには復讐を果たしてほしいんだけれども、絢子✕清二郎カップルの独特な絆のようなものにも「うまくいってほしい」と思えるものがあるしで、もう読んだばっかりなのに「早くつぎー!」と最新話を催促してしまいたくなる17話でした。
藤森治見先生・・・素敵なお話をありがとう!応援しています!!