美醜の大地ネタバレ結末

「美醜の大地」ネタバレ結末 第12話「絢子」藤森治見

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復讐の仕上げに札幌へ向かう、ハナ。「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」の12話「絢子」では、物語が佳境に入っていきます!

冒頭の、樺太女学校時代の市村ハナと高島津絢子が、初めて会うシーンは必見。

絢子はなぜか、醜い頃のハナを見て「キレイ」と発言する珍事が発生します。

 

そして、絢子の婚約者・白井がとうとう「ワンコ」になり、下僕からペットへ格下げ・・・毎回驚かせてくれる「美醜の大地」。

ネタバレ、始めます!!

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「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」第12話「絢子」ネタバレ

幸せだったハナ

 

樺太女学校へ通わせてもらえることになったハナは、優しい父母もいてとても幸せだった。

家計が楽ではないことを知っていたハナは、こんな立派な学校に通わせてもらって本当にいいのか、と遠慮がちに聞く。

 

「父さんががんばって働くから。ハナ、おまえは賢い子だ。
きっとおまえなら、なんでもできる。

ここで学んで、自分の幸せをつかみなさい」

優しい父に励まされて、ハナは希望に満ちた新学期を迎えた。

 

絢子とハナの初めての出会いまで

 

勉強していい仕事について、家族のためにがんばろうと学校へ通うハナは、クラスにひとりだけ欠席しつづける生徒がいることに気づいた。

「すごい大会社のお嬢様なんだって。なんでずっとお休みなの?」

 

クラスメイトの噂話を聞き、ハナはその生徒を気の毒に思った。

「大変そう。勉強遅れちゃったりしないのかな。
登校するとき不安だろうから、わたし、助けになってあげられないかな」

心優しいハナは、見ず知らずの少女の気持ちを思いやってそう考えていた。

 

ハナを「キレイ」という絢子

 

ある朝、早めに登校するとその席に美しい少女がいた。それが高島津絢子だった。

もしかしたら、友達になれるかも、と精一杯の笑顔で「おはよう」と声をかけたハナ。

 

だが、絢子はハナを見るなり、ショックを受けたような愕然とした表情をした。

「どうしてあなただけ、そんなに『キレイ』なの?」

血走った目でハナの顔に触り、「もっと見せて」いきなり首を締め始める。

 

何がなんだかわからないハナは、「いや!」と彼女を拒絶して逃げた。

それ以来、絢子はハナを目の敵にし、美しさと家柄でつくった取り巻きたちと一緒にハナをいじめ続けたのだった。

 

深見栄一と共に札幌へ向かうハナ

 

ハナは車の中で、うたた寝をしていた。

深見栄一が運転する車で、札幌へ向かう途中だ。

うなされていたハナに「寝苦しかったですか? それとも悪夢で?」と聞かれるが、返事をしない。

ハナは栄一を警戒していた。自分を手駒にしかねない、油断ならない人間だ。

 

「よくわからない男だわ。柔和で紳士的でいて、どこかが人間的に大きく欠けているような」

べつに親密になる必要などない。

お互いの「高島津への復讐」という共通の目的さえ達成できれば、もう用はないのだから。

 

菜穂子の事件への関与を知る綿貫

 

綿貫はその頃、刑事になっていた後輩に菜穂子の手鏡の鑑定を内密に頼んでいた。

後輩は自分の担当じゃないし、バレたら大変だと渋るが、「ラーメンをおごる」と無理やり頼んだ。

そして、鑑定の結果、スミ子を脅迫した手紙と手鏡の持ち主の指紋が一致した、と報告がくる。

 

「あの優しい菜穂子さんが、張本人だったなんて信じたくない」

綿貫の調査では、菜穂子の個人情報は内地の出身というだけで、写真一枚すらなかった。

市村ハナと、菜穂子の関係は一体、なんなんだ・・・と綿貫は恋した女性の笑顔を思い浮かべながら、思い悩んでいた。

 

絢子お嬢様の新しい「ペット」

 

絢子は自室で夜着に着替え、眠る支度をしていた。

「絢子さん、来週には婚礼衣装の仮縫いが仕上がるらしいよ」

 

声をかけたのは、白井。

絢子の部屋の片隅に置かれた、「大型犬用のケージ」の中に、自ら望んで首輪と鎖をつけて入っている白井がそこにいた。

まるで「ペット」がそこにいるだけ、とでもいうように絢子はいつものように眉根ひとつ動かさず、普通に生活していた。

 

「絢子様、今夜は、遊んでくださらないのですか?」

飼われている犬がおねだりをするように、鉄格子の中から期待に満ちた目で絢子を見つめる白井。

 

「いいわ、出なさい。散歩してあげる」

絢子と共に、夜の屋敷の庭に出た白井は生まれたままの姿で、首輪でつながれた犬のようにはしゃぎまわって芝生を走る。

「ありがとうございます! 絢子様ァ!!」

「飼い主」の絢子は、淡々と鎖を握って散歩させていた。

 

鶴田と合流したハナ

 

北海道最大の都市・札幌。

「私の復讐の終着地。ここにあの女が」

大きな仕事を前にして、ハナの手は震えていた。

そして、栄一とともに情報屋の鶴田と合流する。

 

「美醜の大地」第12話「絢子」あらすじとネタバレ

 

そうですか・・・そうきましたか。

異常性癖の持ち主・白井はとうとう、絢子お嬢様の『下僕』から『ペット(ワンコ)』になり下がってしまいました。

 

衝撃的ですね・・・自分から檻の中に入って首輪と鎖をつけて、お散歩をおねだり。

生まれたままの姿で犬のように大喜びで庭を走り回る白井と、無機物を見るように醒めた目の絢子お嬢様のコントラストがお見事です。

 

『顔面ジュージューの刑』
『干物女のおねが〜い♡』

に続いて、『絢子お嬢様のペット・白井犬のお散歩』が追加されました。

つぎつぎに度肝を抜かれるアイディアが出てきて、藤森治見先生の天才を感じたのはわたしだけでしょうか。

 

さて、今回お話で最も不可解なのが、絢子のハナへの「キレイ」発言です。

 

残念ながら、幼い頃からハナの顔面偏差値は低くて、どう贔屓目に褒めても「・・・いい笑顔のお嬢さんですね」としか言いようがない醜女顔でした。

笑顔がかわいいんですけどね、ホント。

 

初対面でハナを見た絢子が、目の光が消えて「どうして、あなただけがキレイなの」と謎の発言をします。

考えられるのは、絢子の美醜の感覚が一般とは正反対なのか、それとも特殊能力があって「心の美しさが見えてしまう力」があるとか。

 

初期の頃から『絢子のハナへのいじめは、嫉妬ではないか』と感じていたのですが、自分にはないものを持っているハナが妬ましくて仕方ない、という絢子の屈折した気持ちが見え隠れします。

「キレイ」と言ったの表面上の綺麗さではなく、心や魂といったレベルでの美しさではないかと。

 

ハナは優しい両親とかわいい弟がいて、あたたかい家庭で生まれ育ちました。

他人を思いやる心優しさ、美しい魂をもっていたがゆえに、その「キレイ」さが絢子の中にある何らかのコンプレックスを刺激したのでしょう。

 

一見、家柄も良いお嬢様で何もかも持っているように見える絢子ですが、絢子の母がおそらくは栄一の奪われた母親だと仮定してみると、ドロドロの冷たい家庭環境で育ったのでは、と想像がつきます。

絢子の過去編も見てみたいですね。

 

呪われた高島津家に生まれた絢子と、貧乏だけど愛あふれる家庭で育ったハナ。

対照的なこのふたりの決着が、次回あたり始まりそうです。

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